OKRについて

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Nov 7, 2021
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目標管理の手法の一つであるOKRを学ぶにあたって、以下の本を読んだのでそのまとめ
 

読んだ目的

  • 個人OKRを運用していきたい。また、PdMとしてOKRはキャリアの早い段階で運用できるようになりたい。

まとめ

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  • OKRは6万人の従業員を抱える大企業から、社員わずか三人のスタートアップまで、さまざまなシリコンバレーの企業で採用され、見事に成果を出してきている。
  • HP社が社内で実施していたエンジニア管理の研修プログラム「HP Way」の一環として、MBO(Management by Objectives) という手法があった
    • 伝えるべきは、”どうやるか”ではない。”何を求めているか”だ。そうすれば、思いがけない成果を得られるだろう
    • パフォーマンスは結果で測る(When Performance Is Measured By Results)
  • アイデアを考えつくのは、あなたが思っているよりもずっとやさしい。本当に難しいのはアイデアを現実に落とし込むことである。
  • 常にゴールを目指せるようなシステム
    • 人を鼓舞し、効果を測定できるようなゴールを設定すること。
    • やることが他のどれだけあっても、自分とチームが常に望ましい最終形態に向けて進むようにすること
    • チームのメンバーが目標を忘れず、かつ各メンバーが責任を自覚できるような習慣を作り出すこと
  • OKR
    • O(Objective)は成し遂げたいこと(「大ヒットゲームを発売する」など)
    • KR(Key Result)はそれを実現できたかどうかを判断する指標(「1日25,000ダウンロード」「1日5万円の売り上げ」など)
    • 数字にこだわらない人を鼓舞して動かすのがO。数字にこだわる人に対してOの現実味を示してくれるのがKR
  • OKRの習慣
    • 毎週、週の初めに優先事項を設定して公表する(コミットメントミーティング)。毎週金曜日に、その週に達成したことを讃えて1週間を締め括る(ウィンセッション)のが、パフォーマンスの高いチーム。この”コミット”と”お祝い”のペースによって、”実行”の習慣が作られる。
  • なぜやり遂げることができないのか
    • ゴールに優先順位をつけていない
    • 熱意を持ってもれなくゴールを伝えていない
    • やり遂げるためのプランを持っていない
    • 重要事項のための時間を空けていない
    • 繰り返さずにやめてしまう
  • OKR導入前
    • ミッションを確認する
      • 私たちは【価値提案】によって、【市場】における【問題点を取り除きます/ 生活を向上させます】
  • OKRの基本
    • Oは定性的なものを一つだけ、KRは定量的なものを3つ程度決める。
    • OKRは常にストレッチ・ゴールにしなければならない
      • 達成できる自信度が5/10である
    • Oは一定期間(大体4半期)のゴールを定める。KRは、期間の終わりにOを達成できたか判定するのに使う。
    • Oは次の条件を満たす一つの文にする
      • 定性的で人を鼓舞する内容にする
        • 従業員が毎朝、ワクワクしながらベットから飛び出すようなものにする
      • 時間的な縛りを作る
        • 1ヶ月や4半期で実現できるものにする。
      • 各チームが独立して実行できるようにする
    • KRは感覚的な言葉を定量化する
      • 一般的には3つのKRを定義する
      • 難しいが不可能ではないKRを設定する
    • 月曜のコミットメント
      • 今週の優先事項
      • 今後4週間
      • OKR自信度状況
      • 健康・健全性指標
    • OKR活用のヒント
      • 複数の事業分野がない限り、全社のOKRはひとつだけにしよう。フォーカスが全てだ。
      • OKRには3ヶ月の期間を設けよう。たったの1週間で、どれほど大胆なことができるだろう。
      • 目標に指標を入れないようにしよう。目標は人を鼓舞するためのものだ。
      • 毎週のチェックイン・ミーティングは、会社のOKRで始め、次にグループOKRを取り上げよう。個人OKRは扱わない。それは1対1の個人面談の方がやりやすい。
      • OKRは連鎖する。まず会社のOKR、次にグループ別や役割別のOKR、最後に個人のOKRを決める。
      • OKRの推進は、唯一の仕事ではない。唯一実行しなければならない仕事だ。日常業務については部下を信頼し、ありとあらゆるタスクをOKRに詰め込まないように注意しよう。
      • 月曜日のOKRチェックインは会話の機会だ。自信度の変化、健康・健全性、優先順位について必ず話し合おう。
      • 従業員に会社のOKRを提案してもらおう。OKRは単なるトップダウンではなく、ボトムアップの絶好の機会だ。
      • OKRは誰でも見られるようにしよう。グーグルでは社内イントラネットに載せている。
      • 金曜日のお祝いは、月曜日の憂鬱を癒す解毒剤だ。活発な雰囲気を保とう。
 

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